この記事は、淡路島在住のブレインジムインストラクター&ライフコーチ灰谷佑季さんより、発達障害や学習障害のお子様にも有効な【BBA】について、詳しく説明していただきます。

ブレインジムが難しいお子様のために

子供が一人でもできるようにつくられたブレインジムですが、ブレインジムをするのが難しかったりできないお子さん、ブレインジムをやる前の段階のお子さんもいらっしゃいます。
そんな時は、ブレインジムから派生して生まれた、BBA(ビルディング・ブロック・アクティビティ)をまずやります。
※ブレインジムについて↓
簡単な動きで脳を統合!体と心と頭を繋げる【ブレインジム】

BBAとは?

BBAとは、長年にわたり障害児教育に関わってきた教育者であるセシリア・ケスターさんによって考案された、神経学に基づいた発達の動きのパターンをおさらいする、脳を統合するための簡単な動きです。そのほとんどが受動的な動きで、優しいマッサージやタッピングなどを通して神経系に働きかけ、学ぶのがより楽になります。

BBAのエクササイズ

BBAのエクササイズは、ブレインジムをすることが難しいお子さんや寝たきりの人、自閉症、脳性麻痺、ADDやADHDなど発達に課題を抱えているお子さんに有効です。
発達に課題がないお子さんや大人でも、BBAをすることでより自分の可能性を伸ばし、能力を発揮しやすくなります。
子どもたち

BBAの効果

例えば、初めての療育施設でずっと泣いていたお子さんが、BBAの後でお母さんのお膝で一緒にお歌を聞き、家ではやったことのない、コップからお茶を飲む、両手で紙を破る、クレバスで絵を描くということを始めたということがあります。
また、ボールを投げることが難しかったお子さんがBBAをやった後ではまっすぐ遠くに飛ぶようになったり、走るのが遅かったお子さんがマラソンの練習でタイム1分が短くなったりということがあります。
寝つきの悪いお子さんが、BBAをやったら寝てしまった!という報告もよく聞きます。
昼寝
BBAをすると、体が緩み楽になるのを実感できます。

ブレインジムに共通すること

ブレインジムとBBAの両方に共通することは、体からアプローチすることで 体と心と頭が繋がり、よりその人の可能性が溢れ出てくるところです。また、年齢に関係なく、発達障害あるなしに関係なく、誰でもやることの恩恵を受け、学ぶこと、生きることがより楽になっていきます。
そんなブレインジムとBBAが、私は大好きです。

※BBAに関しては、日本では協会がありません。インターネットで検索すると、お近くのインストラクターの情報を探すことができるかと思います。

この記事を書いたひと

灰谷佑季

ブレインジムインストラクター&ライフコーチ
「どう生きるか」という子供の共育に興味を持ち始めてから、コーチングとの出会いをきっかけに心理学などを学ぶ中でブレインジムに出会い、2011年にブレインジムを広めるためにキャンピングカーで9ヶ月間日本を回る。現在は、淡路島から「生きる力が溢れ出す」をテーマに、ブレインジムやBBA(ビルディング・ブロック・アクティビティ)などの講座、お子さんや大人の方の個別セッションをしています。

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