同じ子育てをしたママとして、発達凸凹の子どもをみてきた支援者として・・・

発達凸凹アカデミーのインストラクターに共通しているのは、その「想い」です。

ここでは、インストラクターのインタビューをまとめています。

目次

内田まゆみさん(3期生)

人前で話すことはもちろん、そもそも人と話すこと自体が苦手だったインストラクター3期生のまゆみさん。普通級に通いながら通級を利用している小学生男子のお母さんです。

そんなまゆみさんが、講座を開くまでにどんな変化があったのでしょうか?

内田まゆみ

インストラクター養成講座を受講したきっかけは?

インストラクターの存在は知っていたけど人前でしゃべるのも苦手だし、インストラクターになる気はなかったので、最初は特に興味もありませんでした(笑)

でも、無料説明会で「仲間ができたことがよかった」というインストラクターさんの話を聞いて、私も悩みを共有しあえる場所がほしかったのと、まずは自分の子育てをなんとかしたくてインストラクター養成講座を受けました。

インストラクター養成講座はどうでしたか?

まず、講座で伝えること意外の幅広い知識を教えてもらったことが良かったです。質問がきても答えられる安心感、自分の子育てしか経験がなかったのでたくさんの特性や事例を知ることができました。

あとは、いろんな人と交流ができたことが私の中では大きかった。

実は、元々人前で話すこと自体がすごく苦手だったんです。できれば人と話したくないタイプ(笑)

仕事だと思うとしゃべれるけど、プライベートでは本当に苦手でした。

でも、講座の中でたくさん人と話したり、サポート会に何度も参加するうちに、いろんな人と話す機会があって・・

アカデミーの人たちは、みんな同じ悩みがあったり、わかってくれる、という安心感があるんです。

それまでは、「こんなことが言ったらどう思われるんだろう」という不安があったんですが、他のインストラクターさんと話すと全部を受け止めてくれるから、「話すことが楽しい!」って思えるようになったんです。

こうやって「人との交流って楽しい、話すって楽しい」って思えるようになったのはアカデミーの存在がとても大きく、自分自身がすごく変わりました。

自己開示も苦手だったんですが、友達にも「こんな活動を始めた」といことが言えるようになったら、友達が「実は私も悩んでいて・・」と言ってくれたんです。それで講座を受けたいって言ってくれて、初めて講座を開くことができました。

自分で講座を開いてみてどうでしたか?

思った以上に、すごく楽しかったんです!

もちろん、緊張やドキドキはしたけど、伝えることが楽しかった。

実は一番最初に基礎講座を受講した時は、ビデオだったのもあってピンとこなかったんです。(インストラクター養成講座が始まる前は、浜田悦子先生の講座のビデオ受講が可能でした)

それがなんでだろう?ってずっとひっかかっていたのですが、実際自分で開催してみて、自分の事例を伝えたんです。

そしたら、受講生が「そういえばうちもそういうのある・・」って気づいたり、考えたりしてくれて。

そうか、こうやってテキストにない事例を話すことや、参加者同士がただ話すだけで、すごく理解の深まる講座なんだって改めて気づいたんです。

ただ単に、発達障害についての知識を学ぶだけじゃないのが、この講座のいいところなんだって、自分でやってみてわかりました。

あとは、インストラクター養成講座が終わったあとも、サポート会もずっとでて1年以上インプットするだけでした。

でもこうやって「誰かに伝える」ってなると、もう一度講座を振り返って復習するし、話しているうちに自分の中で過去あったことを思い出したり、これをブログで書きたいなー・・とか思ったりしました。アウトプットって本当に大事ですね。

講座を開くことが、こんなに自分にとってもいいことだなんて、受講前は全く思いませんでした。

そもそも、自分は絶対インストラクターになるつもりなかったので(笑)

インストラクター養成講座受講後の自分の変化について

インストラクター養成講座を受けて一番よかったのは、自分自身に大きな変化があったことです。

「子どもの発達と環境」の講座でママのメンタルを学んで、それをきっかけに自分と向き合えるようになったことが、私には一番大きかったです。

実は私は、子どもに対する悩みはそこまでなかったけど、子育て観の違いなどで夫との悩みのほうが多かったんです。

それが、インストラクター養成講座を受講後は、旦那さんが怒り狂ってても「この人なんでこんなに怒ってるのかな?」って冷静、客観的に捉えられるようになったんです。

アカデミーで学んだことは、すべての人間関係に使えると思いました。

私は講座を通して、自分と向き合えたことで、すごく変わりました。

子どもへの対処うんぬんだけではなくて、自分自身が変われたことでいい方向に向かっているなって、日々実感しています。

これからやってみたいこと

「宿題」に関する勉強会をしたいです!

この間のサポート会で、息子の宿題問題を克服したことをシェアしたら、それみんな知りたいんじゃない?って言ってもらえて・・・

言われて気づいたんですが、息子の宿題に関しては本当に試行錯誤を繰り返してきたんです。

毎日のように私がみていたのですが、この間とうとう「学童でやってきたよ!」って、自分ひとりの力でやってきたんです。

私もすごく悩んでいたけど、いつのまにか1年生から積み重ねてきたノウハウができていました。

だから、同じように宿題で困っているママに、伝えたいって思っています!

最後に

しつこいようですが、インストラクター養成講座を受講すると決めた時は、インストラクターになる気は全くありませんでした。

人としゃべることさえ苦手だった私が、いまこうやって伝える側になるまでに1年。

でも、すごく自然な流れでした。

まず仲間ができて、話すことが楽しくなって、自分が変わって・・自己開示したら講座を開くことになって。

そこから、経験をもっと人に伝えたいって思うようになって。

「その時」というタイミングは人それぞれ。アカデミーは人それぞれのタイミングを大切にしてくれて強制するわけでもない。

でも、やりたいときにスムーズにできるように、全力でサポートしてくれる。

これからも、自分のできることを自分のペースでやっていきたいです。

まゆみさんのホームページはこちら

松本茉莉(まつり)さん(3期生)

松本まつり

インストラクター養成講座を受講したきっかけを教えてください

インストラクター養成講座を受けようと考えていたのは、子どもが学校でのトラブルが増えてきて、私の気持ちが滅入り、どうしたらいいか分からない状態の時でした。

子どもが保育園の時に療育センターに通っていたので、どんな風に関わればいいかは知っていました。

でもセンターで先生がやっていたように声掛けしても、家では同じようにはできないことが多くずっと悩みの種でした。

私自身が家での関わりのコツを身に着ければいいのではと思うようになり、受講を決めました。

受講で大変だったことはありますか?

私は生まれつき耳がきこえません。

普段のコミュニケーションは手話や口の動きを読んで会話をしているのですが、3期生から講座が全てオンラインになったことで、口を読むのが難しいという不安がありました。

話した内容を文字に変換するアプリがあるので、それを講師の方に使っていただけないか事前に相談をした時に、快く引き受けてくださったのが印象に残っています。

先生方もゆっくりはっきりと話してくれたおかげで音声認識アプリの誤変換も少なく、講座の内容をしっかりと理解することができ、受講では困ることがほとんどありませんでした。

リアルで参加できない講座についても、YouTubeで見る録画に字幕が表示できる設定にしてくれたりと、いろいろと工夫をしてくだって感謝をしています。

特に感動したのが、偏食と食事療法の事前動画です。

講師の小林浩子先生がご自身でつけてくださった字幕が、話し言葉そのままの表現になっていたんです。

きれいにまとめた字幕の方が読みやすいこともあると思いますが、「こんな話し方をする先生なんだな」と人柄が伝わってきたので、とても嬉しかったです。

講師のみなさんは発達凸凹のお子さんを育てているママということもあって、私が耳がきこえないと伝えても驚くことなく、できるだけ受講しやすい方法はないかと一緒に考えてくれたことが本当にありがたかったです。

インストラクター養成講座の受講後に変化はありましたか?

内容がとても分かりやすかったから、すぐに実践することができました。

今までは癇癪などへの対処法が分からずにイライラすることが多かったのですが、講座を受けたことで困ったときにどうしたらいいかが分かり、焦りがなくなりました。

一歩引いて客観的に状況を見られるようになったことで余裕ができ、気持ちが安定してきているのが大きいと思います。

私が落ち着いて話せば子どもも理解してくれるようになったので、子育てがすごく楽になりました。

現在の活動について

インストラクター養成講座を受講する前から、発達凸凹のお子さんを育てているきこえないお母さん向けに、3ヵ月に1回ほど情報交換会をしています。

子育てに関する講演などは基本的に、きこえるお母さん向けの内容なので実践するのが難しいことがある・・
きこえるお母さんの輪になかなか入れないし、入れても会話についていけない・・

などのきこえない悩みを共有したり、自分たちにできることを考えたりする場として活動しています。

現在はなかなかリアルで会えない状況ですが、LINEで繋がったりとできることをやっています。

私自身の気持ちが安定したことでの良い変化をすごく感じているので、メンタル面でのサポートをしていきたいです。

もともと大学で心理学を学んでいたこともあり、カウンセリングなどでじっくりお母さんの話を聞ける場を作っていけたらいいなと考えています。

まだ講座も開いていなし本格的に動いていないのですが、私なりのペースで少しづつ活動していこうと思います。

松本茉莉(まつり)さんのブログはこちら>>

さやかさん(3期生)

インストラクター養成講座を受講したきっかけを教えてください

子育てで悩んでいろいろ検索していたら発達凸凹アカデミーのHPにたどりつき、最初は発達支援講座(効果的な支援策、偏食と食事療法)を受講しました。

その後インストラクター養成講座を受講しようと思ったのは、自分の成長のためにはインプットだけではく、アウトプットが必要だと考えたからです。

それまでは何か困ったことがあると園や療育の先生に聞きそれを実践する・・という繰り返しで、それだけだと自分は前に進んでいないと感じていました。

自分の子育て経験や、学んだ知識を話したり共有する場を作ることで自分の成長につなげたい。

そのためにインストラクターになって、学んだことを伝えられる場を作りたいと思ったのが受講のきっかけです。

受講後に変化はありましたか?

効果的な支援策で「2週間子どもを観察する」という課題が出たのですが、発達凸凹の子育てでとても必要なことだと感じました。

子どもをしっかり観察することで問題行動が起こった原因が見えてくるようになり、観察することの重要性を実感しました。

状況を客観的に見ることで冷静でいられるようになりました。

また偏食と食事療法を学んだことで添加物や調味料に気を遣うようにもなり、自分のためにも体にいいものを積極的に摂ろうという意識に変わっていきました。

現在どんな活動をしていますか?

お話会を定期的に開催しています。

子どもが通っている療育先と地域でのお話会を、それぞれ2カ月に一回のペースでやっています。

参加者の方には話すことで気持ちが軽くなってもらうことを目的にしているので、終了後に「話してスッキリしました」、「また参加したいので次回の案内も楽しみにしています」などの感想をいただけると、とても嬉しいです。

最後に一言メッセージ

私がインストラクターになったのは、自分の成長になるのではと思ったからです。

最初から誰かのために何かしようと考えてなくても、結果的に自分がやったことを喜んでもらえるということもあるんじゃないでしょうか。

私自身、子育てで悩むことはまだまだたくさんあるし、講座で学んだことをすべて実行できてるわけではありません。

でもそんな私だからこそ、同じ悩みを持つお母さんの力になれる部分があると思っています。

自分のため、そして周りのお母さんのために、これからも活動を続けていきたいです。

小川さやかさんのブログはこちら>>

鈴木みゆきさん(3期生)

鈴木みゆき

インストラクター養成講座を受講したきっかけを教えてください

養成講座の受講を決めた時は、児童発達支援の職場でした。

仕事では皆、子どもたちのために一生懸命な一方、お母さんの気持ちが置いてきぼりになっているように感じることがありました。

私自身発達凸凹の子どもがいるので、本当は子どもに寄り添いたいけどなかなかできない苦しさや、頭では分かっていても行動には移せないもどかしさなどを実際に経験しています。

”ママがママを支えていく”というアカデミーの考え方にすごく共感しているので、支援者としてだけではなく、同じお母さんとしての立場で一緒に悩みを解決していける存在になりたいと思ったのが受講のきっかけです。

子どもだけでなく、お母さんの理解者であり応援団でありたいと思っています。

現在どんな活動をしていますか?

先日、以前働いていた児童発達支援施設の学習会で「就学に向けて」のお話しをさせていただく機会がありました。

就学相談の流れ、就学先を決めるときのポイントなどをお伝えしました。

保護者向けの学習会だったのですが、現場で働いている職員も就学についてはよく分かっていないこともあるので、是非聞きたいという話になって実現しました。

その他には、インストラクター2期の丸けいこさん、高橋祐子さんと3人で子育てサロン「マカロン」の活動もしています。

8月のサロンの開催日にも、就学についてのお話をさせてもらうことになりました。

今後の活動について

私は大学を卒業後してからずっと、支援者として働いています。

その中で様々な現場を経験したり、制度などの情報も得てきました。

また、たくさんの先輩ママや成人の当事者の方など、幅広い出会いもあります。

インストラクターの活動を通して、今まで得たことを周りのお母さんたちに還元していきたいです。

仕事をしていることもあってまだ具体的に動けていないけど、今後はお話会や講座もできる範囲でやっていけたらいいなと思っています。

最後に一言メッセージ

私は今まで自分のことを話すのが恥ずかしくて苦手でした。

でも、以前一緒に働いていた方にインストラクターになったことやこんな活動をしていきたいなどの考えを伝えたことが、学習会で話しをするきっかけになりました。

ずっと自分の中に秘めていたものを伝えることで、活動の場ができたり新たな繋がりができたりしたのがすごく嬉しかったです。

想いを伝えるのって悪くないかも、言わないより言った方がいいんだと考えられるようになりました。

これから活動をする方や、何から始めたらいいか分からない方は、まずは自分の想いを周りの方に伝えるのもいいかもしれないですね。

きっと応援してくれる人が現れたり、自分のことを必要としている人に届くんじゃないかなって思います。

鈴木みゆきさんのブログはこちら>>

子育てサロン「マカロン」を開催しているメンバーにインタビュー

埼玉県入間市で月に一回開催している子育てサロン「マカロン」。

マカロンのスタッフは全員、インストラクター養成講座を修了した子どもの発達インストラクターです。

今回は3名のスタッフのうち、インストラクター2期生の丸けいこさんと、高橋祐子さんにお話を伺いました。

活動を始めたきっかけを教えてください

丸けいこさん

お母さんが気軽に話せる場があったらいいなという想いがずっとありました。

お子さんに発達凸凹があると、公園や公共の場に行きづらい方もいると思います。
そんな親子が孤立せず集まれる場所を作りたいと思って活動を始めました。

高橋祐子さん

インストラクター養成講座の受講中から、「周りのママのためになにかやりたい」という話をけいこさんとしていました。

それから少し時間はあきましたが、今年の5月ころから具体的にどんなこをするかの話し合いが始まり、活動がスタートしました。

活動を始めるまでにどんな準備をしましたか?

丸けいこさん

まずはスーパーや美容院、公民館などに直接行ってチラシを置いてもらえるように地道にお願いしていきました。

駅や公園の掲示板にも貼ってもらえることになりました。

高橋祐子さん

サロンの場所をどこにしようかと考えている時、私の職場の支援センターにチラシを持って行ったんです。

まだ会場が決まっていないという話をしたら、支援センターの場所を貸してくれることになったんです。

初回の開催はいかがでしたか?

丸けいこさん

初回は1組の親子が参加してくださいました。

ママがマカロンに求めていることと、こちらのサポートにずれがないように、チェック形式で答えられるアンケートを最初に記入してもらいました。

自由に遊びたいというのが一番の目的でしたが、コミュニケーションをとっていく中で育児の悩みも少しお話してもらえたのがよかったです。

高橋祐子さん

発達凸凹の子を連れていると、ママはどこに行っても気を張っているんじゃないでしょうか。

だからマカロンはママが肩の力を抜いて気軽に遊べる場にしたいと思っています。

遊んでいる途中でお子さんがかんしゃくを起こしてもいい、入口まできたけど入れなくて帰っても大丈夫、
そんな「安心して遊びにこれる場」を作りたいというのが一番の想いです。

お子さんに対してはもちろんですが、「ママのサポート」に軸足を置いています。
それは「ママがママを支えていく」というアカデミーの考えが私たちにも強くあるからだと思います。

活動をしていて感じていることを教えてください

高橋祐子さん

活動を広めるためにいろいろと動いている中で、たくさんの方と出会えたり繋がれたのがすごく嬉しかったです。

最近は地元との繋がりを持てるように、障害者施設に挨拶に行っています。
その中で勉強会の会場を提供してくれると言ってくださるところがあったり、発達障害当事者のママとの出会いがあったり・・

そのママに「自分もマカロンに行っていいか」と聞かれたんです。
今までは「発達凸凹育児をしているママ」向けということしか考えていませんでしたが、そういった当事者の方が気軽に話ができる場も必要なんじゃないかなと気づきました。

私たちが知らないお話も聞くことができるし、子育て中のママにとっては子どもの未来を考えるきっけになると思い、是非来てくださいとお伝えしました。

今後はどのように活動をしていきますか?

丸けいこさん

できるだけ気軽に参加してもらえるように、イベントをやろうと考えています。

ヨガができるインストラクターを呼んだり、就学先を選ぶときのポイントを伝える講座などをやろうかなと企画しています。

高橋祐子さん

活動をしていく中ではがんばってやらなきゃいけない部分はもちろんありますが、メンバー全員にとって無理のない範囲でやることを意識しています。

この活動を長く続けていきたいと思っているので、お互いに言いたいことを言い合える環境にしています。

スタッフにとってもマカロンが安心な場所であることを大事にしていきたいです。

インタビューを終えて

お二人から素敵な想いをたくさん聞くことができて、胸が熱くなりました。

祐子さんが最後に「私たちの活動を見て、自分たちの地域でもやってみようと思ってくれる方がいたら嬉しいです。」と話していました。

マカロンのような活動が全国に増えていったらいいですね。

子どもの発達インストラクターは講座を開催することが全てではなく、このような子育てサロンを作るなど、ご自身に合った活動をしていくことができます。

マカロンの情報はこちら>>

岡田七海さん(3期生)

インストラクターになったきっかけを教えてください

インストラクター養成講座を受講する前は、息子のトラブルで毎日のように学校から電話がありました。

「なんとかしたい!」と必死になっていろいろ探しているうちに発達凸凹アカデミーのHPにたどり着き、その時にたまたま3期生の申し込みが締め切り間近だったので思い切って申し込みました。

当時はすごく追い詰められていましたが、講座で学んだことを実践していくうちに息子が少しづつ落ち着いていき、自分自身にも余裕ができて周りも見られるようになってきました。

最初はすぐにインストラクターの活動をする予定はありませんでしたが、仕事で関わっている保護者のSOSを聞いているうちに、困っている方の力になれたら・・と思うようになり、講座を開くことにしました。

子育てに思い悩んでいたときは人間関係が狭まっていましたが、養成講座を通して様々な方と話すことで気持ちが前向きになっていけたのも大きいと思います。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

模擬授業の内容を一通り書き出しました。

あとは質疑応答の部分で出てきた質問で自分の考えとは違う回答があり、そういう視点もあるんだと参考になるものもいくつかメモしました。

講座の中で事例を話した方が伝わりやすいところは、”どの事例を話すか”という細かい内容まで書いておきました。

そうすることで事例が思い出せないということにもならないですし、受講生から「例えばどいうこと?」と質問されたときにスムーズに話をすることができました。

講座を開いた感想を教えてください

同じ職場の保育士さんが受講してくだって、問題行動の原因を考えているときにとてもいい反応がありました。

「普段は子どもが起こしたトラブルの原因を考えても、自分だけだと答えはなかなか出ないことが多かった。
でも今回学んだことで問題行動の裏には様々な原因があることが分かり、具体的な対応策まで考えられるようになった。」
と言ってもらえたのがとても嬉しかったです。

受講後に丁寧にメッセージを送ってくれた方もいて、
「今まではどう対応したらいいか困ることもあったが、今回学んだことで原因が分かり気持ちがすっとした」
との感想を言ってもらえて講座を開いてよかったと思いました。

最後に一言メッセージ

保育士として働いている経験、そして自分自身が発達凸凹の子どもを育ている経験のどちらも活かせるような活動をしていきたいと思っています。

保育の現場で働いていると、保護者の想いと保育士の想いがすれ違ってしまうことがあります。

でもそれはどちらもお子さんのことを想っていることには違いはありません。

私はどちらの立場の気持ちも分かるので、ママと保育士の懸け橋になっていきたいです!



岡田七海さんのブログはこちら>>

タグチトモコさん(3期生)

タグチトモコ

インストラクターになったきっかけを教えてください

私は放デイ・児発を運営している会社でアドバイザーとして働いています。

会社で「なにかいい研修はないか?」という話になったときに、以前受けたことのある効果的な支援策のことを伝えたんです。

年齢や経験が様々なスタッフがいる中で、軸や土台となるようなものがあれば同じ方向を見て支援ができるのではと思ったのと、専門的過ぎず、でも基礎的なポイントをしっかりと抑えている支援策がピッタリだと思ったからです。

その話の中で「タグチさんができるようになったらいいね」と周りの方からの後押しもあり、インストラクターになることを決めました。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

みなさんと同じように、まずは模擬講座を聞きながら手元の資料に箇条書きにしました。

あとはインストラクター養成講座の内容も見直して、そこでしか話していないこともメモして、大事なポイントが分かるようにしました。

時間配分も意識できるように、タイムラインを見て時間を計りながら話す練習もしました。

講座を開いた感想を教えてください

オンラインかつ社内研修として複数の方が受けるのでやる前はとても緊張しましたが、やってみたら画面越しでもしっかりと反応してくれているのが分かり、とても楽しく進めることができました。

今は社内研修をメインで考えていますが、今後はママ向けにも講座をやっていきたいと思っています。

最後にひと言メッセージ

子どものためにやっている日々の療育が本当にその子のためになっているのかと思い悩み、言語聴覚士としての仕事に行き詰っている時期があったんです。

そんな時に悦子先生と出会って、私自身がすごく救われました。

その後「効果的な支援策」を受講し、この内容を知ったら”ママも支援者も子どもとの関わりが楽になる”と感じ、講座を広めたいという気持ちになったのを覚えています。

インストラクターになったことで一緒に支え合う仲間もできて、アカデミーに出会えて本当によかったです。

これから講座やアカデミーのことをもっと広められるように、活動していけたらいいなと思っています。

タグチトモコさんのブログはこちら>>

平山いずみさん(3期生)

平山いずみ

インストラクターになったきっかけを教えてください

発達凸凹の子どもに関わる仕事がしたいという想いと、セミナー講師になりたいという夢が両方叶うと思ったからです。

私の子どもも発達凸凹なので自分の子育て経験を活かしつつ、悩んでいるママたちの力になれるのではと思いインストラクターになりました。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

ブログの告知文を考えたり、写真を用意したり、アカデミーのHPに講座の申請をしたりするなどの細々とした作業が少し大変でした。

でもこれは何度か講座を開いていくうちに慣れてくるものだと思います。

話すための準備としては、模擬授業の録画を見ながら先生が話していることをメモしていきました。

最初はどうしても手元のメモを見ながらになることが多かったのですが、少しずつ内容を落とし込んで自分の言葉で話せるようになっていきたいです。

講座を開いた感想を教えてください

準備をしている時はすごくドキドキでしたが、講座が始まると楽しく進めることができました。

受講生のお子さんは私の子どもよりも年下だったので、自分の事例や経験談をお伝えできたことで説得力が増したかなと思います。

今回はマンツーマン開催だったので、現在困っていることの対応策を一つ一つ考えられたり、じっくりお話を聞けたのがとても良かったです。

これから活動を始めるインストラクターへメッセージ

講座を開いて気づいたのは、自分の経験の棚卸しが必要だということです。

私自身子どもが小さい頃はとても大変でしたが、下の子が11歳になった今では記憶が曖昧になっていて、当時の具体的なエピソードなどがすぐに出てこないことがありました。

自分で思っている以上に、受講生に伝えられる経験は一人ひとりたくさんあるはずなんです。

でも時間が経ったり大変さを乗り越えたりしまうと、どんな風に大変だったかとか、どうやって対応したかというのは案外忘れてしまいます。

今現在の出来事だけではなく過去のことをブログで書いたりノートにまとめるなどしておくと、自分自身の引き出しをすぐに開けられるようになって、講座の中でもスムーズに話が出てくると思います。

ご自身の経験をたくさん話せることが、それぞれのインストラクターの強みになるのはないでしょうか。

また、今は子育てが大変だからインストラクターとしての活動はまだ考えられない・・とう方も、現在の悩みや日々の出来事を記録に残しておくと後々の活動に役立つ日がきっときますよ!

平山いずみさんのブログはこちら>>

丸けいこさん(2期生)

丸けいこ

インストラクターになったきっかけを教えてください

グレーゾーンの娘が不登校になったのをきっかけにいろいろと学び始めました。

その中で発達凸凹アカデミーに出会い、インストラクター養成講座を受講。

最初はインストラクターになりたいというよりも、自分自身の子どもへの対応を学ぶのが目的でした。

でも受講中に同期から刺激を受けたり、養成講座の中の「集客と講師スキル」を受けたりしているうちに、私も必要な方に伝えたいと思うようになってきて講座を開くことにしました。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

模擬授業を何度も聞いて、自分用に印刷したパワポにたくさんメモを書きました。

初回はZoomだったので、受講生さんに自分の手元の資料が見えないというのは一つの安心材料でした。

これはオンラインならではだと思います。

講座を開いた感想を教えてください

講座中はとても緊張しましたが、無事に開催することができてほっとしています。

講座終了後に早速「効果的な支援策」で学んだことを実践してくださり、効果がではじめているとのお話しを聞けてすごく嬉しかったです。

受講生のお子さんは成人された方だったのですが、アカデミーの講座の内容はどの年齢でも効果があるものなんだと改めて感じることができました。

これから活動を始めるインストラクターへメッセージ

私はパソコンが苦手なのでオンライン開催は不安がありましたが、アカデミー主催の伊藤真穂さんが書かれたZoomの使い方の記事がとても参考になりました。

自分自身でも読み込んで使い方を理解できたし、受講生への案内にも使えたので良かったです。

また集客のサポート会も定期的にやっているので、何かあればそこで質問できるという安心感があります。

パソコンが苦手・・という方でも、サポート体制がしっかりしているアカデミーであれば心配いらないと思います!

丸けいこさんのブログはこちら>>

桜あきよさん(2期生)


桜あきよ

インストラクターになったきっかけを教えてください

グレーゾーンの息子の子育てに悩んでいたのがインストラクター養成講座を受けたきっかけです。

最初は人に教えるためというよりは、自分の子どもの対応を学びたいという気持ちでした。

今までは身近で凸凹育児を相談できる人がいなくて辛かったのですが、同期の仲間同士で気兼ねなく話せる場ができたことで、気持ちが楽になり救われました

そんな経験をしていくうちに、同じような悩みを持つママのために自分自身もそのような場を作れたらいいなという思いが芽生え始め、インストラクターの活動を始めました。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

一ヵ月くらいかけて準備をしました。

まずは模擬講座を何度も聞き、手元のテキストにメモを書き込んでいきました。

その後は一人で話す練習を繰り返しました。

最後に自分のパソコンとスマホをZoomで繋いで、実際の講座のような状態での練習をしました。

Zoomの使い方や、パワポが上手く表示されているか、話しながらパワポを切り替えるタイミングなどの確認をしました。

講座を開いた感想を教えてください

初回はマンツーマンの開催で、支援級の介助員さんが参加してくださいました。

前日はすごくドキドキでしたが、講座が始まると集中して話すことができたのでそこまで緊張せず、自分自身も楽しんで進めることができました。

受講後に早速実践してくださって、一週間程で関わっている児童にいい変化があったとのご報告をいただけたのはとても嬉しかったです。

これから活動を始めるインストラクターへメッセージ

今回はブログでお申し込みをいただきました。

普段の支援の中で、理由が分からずやっていることもあったそうです。

私の記事を読んで「この支援はこういう理由があったんだ!」と繋がったことが嬉しくて、より深く学びたいと思い受講されたそうです。

ブログを放置していた時期もあったのですが、更新しようと決めてしっかり書いていったら反応があったので、情報発信の重要性を改めて感じました。

みなさんのことを知ってもらうためにもSNSの発信はたくさんしていくといいと思います!

桜あきよさんのブログはこちら>>

わたまることさん(3期生)

わたまること

インストラクターになったきっかけを教えてください

最初は自分の勉強のために子どもの発達支援講座(効果的な支援策)を受講しました。

今まで8年間子ども関係の仕事をしてきて発達凸凹の子とも関わってきたので、ある程度理解しているつもりでした。

しかし講座の内容は知らないことばかりで衝撃を受け、ママが学ぶだけではなく、支援者の理解もないと当事者はつらいだろうなと感じました。

発達障害の理解をもっと広めたいと思い、インストラクターになりました。

講座を開くまでにどんな準備をしましたか?

ブログを書いたり無料のオンラインおしゃべり会をやったりと、自分の存在を知ってもらえるようにしました。

最初は全くお申し込みがなかったり・・ということもありましたが、情報発信を地道に続けていくうちに少しづつおしゃべり会にお申し込みが入るようになり、講座のお申し込みもいただけるようになりました。

講座の開催が決まったら、悦子先生の模擬授業を聞きながらテキストにメモを書き込んでいき、どこで何を話すかを整理していきました。

講座を開いた感想を教えてください

私の子どもは発達凸凹ではなく自分自身の事例が少ないので、受講生の質問にちゃんと答えられるか不安でした。

でも、インストラクター専用のFacebookグループがあり、自分が答えられない質問をすぐに聞ける環境があるのがよかったです。

返答できないときは「確認して後日回答します」とお伝えして、先生に質問することができます。

フォロー体制がしっかりしているのはとても安心できますね。

これから活動を始めるインストラクターへメッセージ

インストラクター養成講座で、他の方の事例を聞けるのがとても勉強になりました。

自分の子育てで苦労している当事者の経験こそ、周りのママも知りたい情報なんだと思います。

みなさんの貴重な体験談を聞きたい方がきっとたくさんいるはずです。

一番最初のおしゃべり会や講座を開くのはとてもハードルが高く感じるかもしれませんが、まずはやってみることをおすすめします!

わたまることさんのブログはこちら>>

発達凸凹アカデミー主催 伊藤真穂

※こちらのインタビューは2018年のものです。講座名等は現在と異なっています。

アカデミー設立までの経緯を教えて下さい。

次男が発達障害だと知った当初は、私も情報がなく困っていた時期がありました。自分も勉強したいと思い、同じような悩みを持つママ向けに、専門の先生をお呼びして講演会などの活動を続けていました。

そんな活動の中で、何度も足を運んでくれたママたちもどんどん元気になってきて、「かつての自分のように困っているママたちのための助けになりたい!」と言ってくれるようになりました。

そして、自分の子育てしか経験のない方でも専門的な知識や手法を学べて、肩書となる資格も取れる学校にしたらいいかなと思って、2017年に発達凸凹アカデミーを立ち上げました。

アカデミーでは何を学べるのですか?

日常の困りごとの原因と解決策がわかる「効果的な支援策」、体の中という視点で食からのアプローチをする「偏食と食事療法」、親子の安定した土台作りをする「タッチ&アロマケア」の3つです。

※現在は「タッチ&アロマケア」ではなく「子どもの発達と環境」です。

なぜ、この3つが重要なのですか?

私も公的な施設や民間施設で、たくさんの療育方法を試しました。その中で、この3つは障害の度合いや年齢に関係なく、子育て中の親なら誰もが知っておくべきことだなって思ったんです。実際自分も続けられて、効果を感じたのはこの3つでした。

子どもの障害がわかった時、「子どもができないのは自分のせいだ」と不安と焦りでいっぱいで、何かしていないと親として失格なんじゃないかって思っていました。そんな時に「最低限これだけ知っておくといいよ」って誰かに教えてもらえていたら、すごく楽だったと思うんです。

3人の先生も、皆さんそれぞれ分野の違うスペシャリストなのに、この3つを柱とすることに、すごく納得して同意してくれたことが、私にとっても大きな自信になりました。

アカデミーの特徴とは?

講座の開発者である3人の先生が、発達に凸凹のある子どもを育てた経験のあるママである、ということです。専門家による学術的な知識も重要かも知れませんが、それ以上に毎日目の前で問題が起きていて、毎日、悩んでいるママがいます。こうしたリアルタイムで起きる問題への対処法をリアルに学べることが重要で、学校を運営する上での主体となるメンバーは、そうした経験者であることにこだわっています。

私自身もまだ子育て中ですし、大変なこともたくさんあります。私はあくまでも主催者であり、一つの療法に特化した専門家ではありません。だからこそママ目線でいられるし、あらゆる視点から考えて、本当に良いと思える内容を取り入れることができる中立的な立場を保つことができています。

「徹底的にママ目線!」というのがアカデミーの特徴であり、大切にしているところです。

また、大変な育児の合間に来てくれるママたちの気持ちが、少しでも前向きに楽になってもらえたらと思って、パンフレットやテキスト、終了証も凄く華やかにしています。

手に取っただけで、ママがワクワクするようなデザインにもこだわっています。

インストラクター養成講座とは?

ベーシック講座の「効果的な支援策」と「偏食と食事療法」が開講できるようになる講座です。

実はアカデミーを立ち上げた当初、このインストラクター養成講座はなかったんです。ベーシック講座が開講できる開発者の3人の先生で「全国をまわろう!」と言っていました。

しかし、たまたまある地方に行った時、圧倒的に情報量が少なく、悩んでいるママたちも頼れる人がいない、という現実を目の当たりにしました。

「家でできることなんてない、すべてはドクター頼り」で、ママたちは1人で悩んでいました。

だから、各地で講座や座談会を開ける講師を育てよう!と2018年にスタートしたのがインストラクター養成講座です。

インストラクター養成講座にはどのような方に来てもらいたいですか?

同じように悩んだ経験のあるママで、今度は何かの役に立ちたいなと思ってくださる方に来て頂きたいです。今は子育てが大変ですぐに活動できない方、役に立ちたいけれど何をして良いか分からない方、自分に何ができるのかなぁと漠然と悩んでいらっしゃる方でもいいんです。ここに来て、その方なりの貢献の仕方を見つけてもらえるとよいなと思っています。

私自身、もしこの活動をしていなかったら、いまごろ親子でどうなっていたのかな・・・と考えることがあります。もちろん、今でも子育てで大変なこともありますが、インストラクターや学びに来て下さる皆さまに勇気づけられて、支えられていると日々感謝しています。だからこそ、自分にできることは何でもしたいですし、皆さまに恩返しをしたいと思っています。

今後、実現していきたいことは何ですか?

いつか各都道府県に一人ずつインストラクターができると良いなと思います。そしたらその地域で悩んでいる方に、「何かあったらこのインストラクターに聞いてね」とか、「困ったらこの人を頼ってね」って言えるからです。

そういった体制ができて、一人ぼっちのママがいなくなることを目指しています。

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