【最新版】発達障害に関するおすすめの資格講座6選|自分の目指す関わり方に役立てる

「発達障害に関する資格にはどんなものがあるのかな?」

「発達障害に関する資格をとって、仕事に役立てたい」

「発達障害に関する資格をとれば、障害のある我が子とのかかわりのヒントになるだろうか?」

そんなふうにお悩みでしょうか。

もっと根拠にもとづいたサポートをしたいとお考えの、教育や医療、福祉の現場で働いている方。

お子さんが発達障害だとわかり、どのように向き合っていけばいいか指標を求めて悩んでいる方。

発達障害について深く学べる資格を取りたいと前向きに考えている方は、多くおられると思います。

この記事では、発達障害に関する資格を紹介し、それぞれ取得方法や必要条件について、お伝えしていきます。

インストラクター養成講座

発達障害に関するおすすめの資格6選

発達障害に関する資格には、民間法人による認定資格から、専門的な国家資格までと様々です。

「仕事ですでに福祉や医療、教育に携わっているが、特に発達障害の人への支援がしたい」

「自分の子どもが発達障害なので、どのように向き合って育てていけばいいのか、理解を深め、具体的に知りたい」

など、発達障害に関する資格を知りたい方にも、様々な事情や状況があるでしょう。

この記事では、比較的チャレンジしやすい民間法人による認定資格を4つと、厚生労働省が定める任用資格1つ、国家資格1つの計6つの資格をご紹介します(下に行くほど難易度が上がります)。

勉強する女性

発達障害学習支援サポーター資格制度

一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会が運営する、発達障害のある子どもたちへ学習支援のための専門知識・実践的な支援ノウハウを基礎から体系的に学べる資格制度。

資格は難易度別に3段階になっており、上位資格になるほど、発達障害の子どもたちとの関わりから学習促進まで、それぞれの課題に対応できる実践的な内容となっていきます。

【資格取得方法】

資格取得のための資格は特にありません。学歴や職歴に関わらず、誰でも取得できます。

「発達障害基礎理解講座Ⅰ」「発達障害基礎理解講座Ⅱ」という基礎講座を受講した後、それぞれの資格取得養成講座を受講し、試験に合格すると認定されます(臨床心理士や社会福祉士など、協会指定の資格を有している場合は基礎講座の受講は不要)。

発達障害の子どもたちへの学習支援に特化しており、これまで心理学等を学んでいない方も体系立てて学べる内容になっています。心理学や認知科学などの専門的な裏付けのある知識が身に付き、支援ノウハウなど、現場ですぐに活かすことができます。

【試験について・受験料】

難易度資格名称資格取得費用(受験料含む)養成講座(受講必須)時間数
初級発達障害学習支援サポーター©29,700円/名(税込)5時間
中級発達障害学習支援シニアサポーター©39,600円/名(税込)6時間
上級発達障害学習支援エキスパートサポーター©55,000円/名(税込)9時間

全ての講座がオンライン受講に対応
試験方式:CBT方式(コンピューター利用)
試験時間:90分
詳細:https://cysa.or.jp/saposuku/license/

発達障害コミュニケーション指導者

一般社団法人 日本医療福祉教育コミュニケーション協会(略称:AMWEC)が運営する、発達障害に関するコミュニケーション指導者を養成する講座と認定資格です。初級・中級・上級の3段階に分かれています。

初級は発達障害に関わる仕事をしている方に加え、保護者やボランティアなど全ての方が受講対象です。中級・上級については、定められた期間の実務経験が必要となり、発達障害に関わる医療や福祉、教育機関に従事している方に対象が絞られています。

発達障害に関わる職務に従事していない人は、初級までの取得にとどまりますが、講座内容には障害特性に対する関わり方や基本的な配慮などが学べ、ボランティア活動や発達障害を抱える子の子育て等でも十分役立てられます。

【資格取得方法(初級)】

協会の認定する初級研修を5時間以上、5部門を受講し、レポート提出が課せられます。この中で発達障害の特性、発達障害に対する配慮や関わり方、発達障害に関する法制度や医療について学習します。
自宅でのオンライン受講も可能なので、自由な時間を使って取得できます。

*中級・上級を取得するためには、一定の実務経験や資格が必要となります。

【試験について・受験料(初級)】

・受講費用:19,000円(オンライン講座受講料金)
・認定料:4,000円(正会員は2,000円)
・試験は無し。資格認定申請書とレポート、受講証明カードのコピーを提出すれば認定証が受け取れる
・詳細:http://amwec.or.jp/

発達障害児支援士資格認定講座

自閉症児教育に50年以上の実績がある「学校法人 武蔵野東学園」が現場での実践をもとに監修・開発した講座と認定資格です。四谷学院と提携しており、講座は四谷学院の講義をオンラインで受講します。

【資格取得方法】

この講座では、小学校や保育園のクラスなど集団における発達支援についての学びが主となっています

そのため、特別な受講資格は定められてはいませんが、保育園・幼稚園・小学校・児童発達支援事業・放課後デイサービスなどで、子どもたちの支援をしている方々に向いている資格であると言えます。

講座受講はオンラインによる動画視聴となり、スマホでの視聴も可能です。

【試験について・受験料】

・受講費用:109,780円(税込み)
・受講時間:動画一本あたり約15分。週末45分のペースで学習すると、約5ヵ月で修了可能。
・受講期限:有効期限1年間(6か月程度が標準学習期間)
・認定試験:自宅受験。レポート形式の課題提出などが課せられる
・詳細:https://yotsuyagakuin-ryoiku.com/hattatsushienshi/

自閉症スペクトラム支援士認定制度

NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会・日本自閉症スペクトラム学会が運営する、自閉症スペクトラム支援士を養成する講座と認定資格です。STANDARD・ADVANCED・EXPERTの3段階に分かれています。

【資格取得方法】

こちらは、日本自閉症スペクトラム学会の会員(個人会員)であると同時に、児童の生活支援や学習支援、教育現場、福祉や医療の現場に携わる者、その他これらの発達障害等に関わる研究職または施設での実務経験のある者でなければ、受講の資格がありません。

また、認定と資格を得るためには、講座の受講だけではなく研究大会の参加、指定された年数以上の実践歴(職歴)や実習経験が必要になります。

ADVANCED・EXPERTの場合は、学会での発表や論文執筆、シンポジウムへの参加も必要となります。さらに、試験の合格が必要です(ランクにより筆記または面接)。

このため、発達障害をはじめとする児童支援に関わる専門的な職務にすでに就いている人が対象の資格となります。先に紹介した3つの資格と比較すると、かなり難易度は高いと言えます。

どちらかというと学会員としての活動に対する認定資格であり、実務レベルをさらに上げたい人、発達障害や自閉症スペクトラムを深く研究したい人に向いています。

【試験について・受験料】

・申請料:10,000円
・登録料:30.000円
・資格更新/種別変更申請料:一律 5,000円
・登録料:一律 15,000円
・有効期間:5年
・試験はSTANDARDが筆記(設問40問中30問正解で合格。1回合格すれば有効)、ADVANCEDは無し、EXPERTは面接試験
・詳細:http://www.autistic-spectrum.jp/publics/index/149/

児童指導員(厚生労働省の定める任用資格)

児童指導員とは、児童福祉法に定められた児童養護施設や乳児院、障害児入所施設、児童相談所等において児童の支援に従事するための任用資格です。
発達障害専門の職務ではありませんが、広く児童に関わる生活や学習の支援を行います。

【資格取得方法】

任用資格とは、その職に従事している間のみ名乗ることが認められる資格なので、「児童指導員」という公的な資格が存在するわけではありません。そのため資格認定試験や資格証明書は存在しません(大学等の卒業証書等をもって児童指導員任用資格の取得証明となる)。

任用されるためには、以下の条件・取得資格のどれかを満たしている必要があります。

・地方厚生局長等指定の児童福祉施設職員養成学校を卒業
・社会福祉士の免許状を有する者
・精神保健福祉士の免許状を有する者
・大学または大学院で社会福祉・心理・教育・社会のいずれかに関する学部等を卒業
・幼稚園・小学校・中学校・高等学校のいずれかの教諭の免許状を有する者(学校種や教科は不問)
・その他(特定の施設における実務経験が指定された年月以上ある者)

【試験について・受験料】

試験・受験料は特にありません。
上記の条件や資格を有しており、児童福祉施設等へ採用され、児童指導員としての職務に任ぜられた場合に児童指導員として職務にあたることになります。

参考:厚生労働省・児童福祉施設の設備及び運営に関する基準

公認心理師(厚生労働省の定める国家資格)

公認心理師は、厚生労働省の定める国家資格です。2015年9月に国会にて「公認心理師法案」が成立し、2017年から施行されたことによって、国内初の心理職の専門資格として誕生しました。以下の行為に従事できます。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析

(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助

(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助

(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

厚生労働省:公認心理師

係る職務範囲は医療・教育・福祉等多岐にわたりますが、その中に発達障害への支援も含まれます。

【資格取得方法】

公認心理師の資格取得(受験資格)には、法令で定められた基本となる3つの方法のほかに、特例措置として認められている5つの方法があります。

現在日本では、公認心理師資格取得に対応したカリキュラムを用意している大学・大学院が数多くあります。

ただし、大学と大学院それぞれどちらかにしか履修科目が用意されていない場合もあるため、個別に各大学に確認しましょう。

公認心理師の資格取得への基本ルート

・区分A:4年制大学において省令で定める「指定の科目」を履修し、かつ大学院において省令で定める「指定の科目」を履修(第7条1号)

・区分B:4年制大学において省令で定める「指定の科目」を履修し、卒業後に「指定の施設」で省令で定める期間の実務経験を積む(第7条2号)

・区分C:第1号及び第2号と同等以上の知識及び技能を有すると認定された者
(例:海外の大学において心理学等の科目を履修し、大学院にてさらに心理学等の科目を修了する 他)

このほかの特例措置については、法令施行以前に大学または大学院で心理に関する科目を修めている者、すでに一定期間、心理に関わる部署において実務経験を積んだ者などに対する経過措置となります。

区分により有効な期間が異なるため、資格取得のための科目単位を取得できている、または必要な実務経験期間が経過している可能性のある人は厚生労働省の資料を確認のうえ、受験してください。

<参考>
厚生労働省│公認心理師のカリキュラム等検討会報告書の概要について

厚生労働省│公認心理師の資格取得方法について

【試験について・受験料】

「公認心理師」の試験、また合格後の資格登録は、厚生労働省から委託をいけた「一般財団法人 日本心理研修センター」が管轄しています。
・受験手数料:28,700円
・詳細:http://shinri-kenshu.jp/

発達障害に関する資格の需要

笑顔の親子

発達障害のある人は、それぞれの特性に応じた支援を受けることで能力を発揮でき、社会生活に馴染むことができます。

平成17年4月からは「発達障害者支援法」が施行され、社会における発達障害の理解を広げて行こうという流れも生まれており、良質な支援ができる人材へのニーズは高まっていると言えます

実際の現場では、資格がなくても支援に関わることも可能です。ですが資格を持っていることで一定の知識があるという証明になり、アドバンテージとなる場面が増えることも期待できます

何よりも、資格取得の過程で得た学びは支援者としての自信となり、実務でも大いに役立ちます。

数ある資格の中から自分にふさわしい資格を選ぶには、自分がどんな場面で支援をしたいのかを考えて選択していくとよいでしょう。

「心理面でのサポートに従事したい」「支援者として集団生活での支援方法を学びたい」「学習面のサポートをしたい」等、目的によって適した資格が変わってきます。

ご自身の目標に合った資格を選び、ぜひ今後の支援に役立てて下さい。

自分の子育てに発達障害に関する資格を活かしたい場合

ご紹介した通り、発達障害に関する資格には、誰でも受講可能なものもあります。しかしその多くが、実務に携わっている支援者が主な対象であることに気付かれたのではないでしょうか。

保護者によるこういった講座の受講は、もちろん子育てへのヒントとなり、子どもと日々関わってくれる現場の先生方の目線を理解することも期待できます。

しかしながら「今はまず、自分の子どもの困りごとを解消したい」といった気持ちが強い場合は、保護者目線で作られた資格・講座を検討することをおすすめします。

保護者の視点による講座は、家庭でできる具体的な支援策が学べるため、我が子の特性により効果的な支援方法を発見することができるのです。

親子

発達凸凹アカデミーが主催する「子どもの発達インストラクター養成講座」も、親目線で作られた認定資格講座です。

この講座は今までご紹介してきた資格と異なり、主催者や講師が発達障害の子どもを育ている専門家集団であるため、親が子どもを伸ばすために今すぐ家庭でできることを実践的に学べます

講座が修了して終わりではなく、継続したサポートが得られることも他の資格とは異なります。子育ての不安を軽減するなど、保護者に寄り添った資格講座と言えます。

子どもの発達インストラクター養成講座の特徴

・全国どこからでも学べるオンライン講座(録画あり)
・資格取得後の充実したサポート(例:毎月インストラクター養成講座の内容を振り返るサポート会の実施 等)
・受講生同士がつながりやすい環境
・講座は「療育」「食事」「環境」3分野の講座があり、1講座から受講可能

さらに、講座で身につけた専門知識を活かして「支援する側」としての活動もできるようになります(例:子どもの発達支援講座を開く、子育てサロンを開く等)

「発達障害児の子育てに活かせる具体策を学びたい」

「継続した学び、情報交換ができるつながりが欲しい」

「将来は自分と同じような立場の人をサポートしてみたい」

という方にとても適した講座内容です。

子どものために学んだ発達障害に関する知識を、実際の子育てに取り入れたきた時間。これは「自分と子どもがどうやって発達障害と向き合ったのか」という貴重な経験となります。実体験に裏打ちされたアドバイスは、発達障害の子どもを育てる多くの母親に役立つでしょう。

受講料金は受講講座の数やサポートの有無など選べるため、コースにより異なります。

詳しい講座内容については、こちらを参照ください。

インストラクター養成講座

【2022年開始】子どもの発達スペシャリスト養成講座とは

「子どもの発達インストラクター養成講座」は、親御さんが家庭で自分の子育てに活かしたり、経験を社会に還元したりすることを目的に実施し、全国で100名以上のインストラクターがいます(2021年現在)。

しかしながら、近年は保育士や発達支援センターで働く支援員の方々から、自分の仕事に活かしたいという声が増えてきました。

そこで2022年より「子どもの発達スペシャリスト養成講座」として、仕事で発達障害やグレーゾーンの子どもに関わる方々のための講座を新規開講することになりました。

子どもの発達スペシャリスト養成講座の特徴

・全国どこからでも学べるオンライン講座(録画あり)
・資格取得後の充実したサポート
・受講生同士がつながりやすい環境
・「効果的な支援策」「偏食と食事療法」「子どもの発達と環境」の講座に、「支援スキル」を加えた4つの講座で構成(すべて必須)

子どもの発達スペシャリスト講座は、子どもに関わるお仕事経験がある方や、保育士や教員等の資格をお持ちの方が受講対象です。子供の発達インストラクター養成講座を受講された方の場合は、どなたでも受講できます。

専門的な知識を得るだけでなく、発達障害の子どもの支援に関わる者同士、ディスカッションなどを通して情報を共有しながら学んでいきます

「支援方法のバリエーションを増やしたい」

「様々な事例を知りたい」

「職場以外で同じ分野に携わる人と情報共有したい」

といった方のお役に立てる講座です。

子どもの発達スペシャリスト講座は2022年1月からスタート、募集期間は2021年12月中旬までの予定です。

講座の詳細はこちらでご紹介しています。

「子どもの発達インストラクター養成講座」と「子どもの発達スペシャリスト養成講座」の違いは、こちらの一覧をご覧ください。

まとめ

「発達障害に関する資格」は民間によるものと公的なものがあり、どちらも体系的に発達障害について学べます。

資格によっては、取得するために専門的な知識や実務経験、心理・福祉・教育等に関わる大学および大学院での単位や学位取得等が必要となり、気軽に学ぶにはハードルが高いものもあります。

発達障害に関する資格のほとんどは、公的な機関、教育施設、福祉施設などで従事する専門職の人にとって役立つものです。

そのため、発達障害に関する資格を取得し、発達障害の(もしくはグレーゾーンの)我が子のために役立てたいと考えるならば、保護者目線での子どもへの関わり方を学べる講座を選んだほうがよいかもしれません。

この記事が、ご自身の目指す「発達障害への関わり方」に対して、よい指針となれば幸いです。

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