2019年2月〜2020年2月まで、発達凸凹アカデミーは主催の伊藤真穂と、「効果的な支援策」開発者である浜田悦子先生が、全国各地のインストラクターを訪れつつ、その地域でママ向けに「子どもの発達相談会」を実施してきました。

2020年3月より各地に直接いくことはできなくなっていますが、2022年には再開できることを願っています。

ここでは、各地で行った会の様子と、皆さんからの質問に浜田先生がどう答えたか?をまとめました。

是非、参考になさってくださいね。

伊藤・浜田
目次

2020年2月7日愛媛県松山市

2020年2月7日(金)に愛媛県松山市にて【子どもの発達相談会】を行いました。

松山相談会

講師はおうち療育アドバイザーの浜田悦子先生。 発達凸凹アカデミーでは子どもの発達支援講座「効果的な支援策」の講座の開発者でもあります。

松山在住のインストラクター1,2期生も含め7名の方にご参加いただきました。

「子どもの発達と環境」開発者の川手美香先生(左)も来て下さいました!

松山相談会
愛媛

相談内容の一部

小5女子 友達がいません

小学5年生の女の子。友達がいません。まだグループはないので渡り歩いているが、実は困っているのかなと思う。よく「めんどくさい」と言います。それは、どうしていいのかわからない時があるのかな?と思った時があった。 実は困っていることがあるんじゃないかと感じています。 どうやって引き出したらいいでしょうか?

浜田悦子先生

友達とどうコミュニケーションをとっていいか、その方法がわからない子もいます。 どうやって声をかけていいのか、教えてもらえないとわからない場合もあります。
本人に聞いてみることも一つです。
聴き方も気をつけてあげて、友達がいないことをコンプレックスに思っているなら、「どっかから聞いたんだけど、友達に話しかける時ってこんな風にしたらいいみたいだよ」みたいな言い方をしてみる。

私は発達凸凹の子の「めんどくさい」=「わからない」だと考えています。一緒に考えていけるといいですね。

小2男子 胸をさわってくる

小2の子がむねを触ってきたり、チューをしてくる。突き放すのもかわいそうだと思うが、触られるを嫌だと思う自分もいる。

浜田悦子先生

ママがいやだということは、伝えてもいい。胸じゃなくて、二の腕ならいいよ、とか別の場所にしてもらうなど。
また、発達凸凹の子は意外に体の名称を知らないことも多い。
胸を触ってくるのをいい機会だと思って、「ここは胸って言うんだよ、と教える」のも一つです。

中1 子どもが学校にいきません

子供たちが学校に行っていません。 初めは無理やり行かせようとした時もあるけど、本人に任せるようにしたけど、放置してしまっているのがいいのか悪いのか、不安になる時もある。 子どもたちが楽しく過ごせるならこれでいいんだ、と思える日もあれば、このままずっと家にいたらどうしよう・・とか思う日もあります。楽しそうにしている子どもをみて、嬉しい反面腹が立つときもあったり、心の葛藤があります。

浜田悦子先生

中1でも1人で考えるのは難しいです。学校に行かない時間をどうしていいかはわからないと思います。ある程度枠は必要。
この時間に起きて、寝て、ここは手伝いを入れる・・など交渉をしていいと思います。

発達凸凹の子は何もしない時間が苦痛。何をしていいのかわからない時もあります。

また、学校に行けていない子は罪悪感みたいなものを持っていることがある。兄弟はいっているのに、自分はいけていない・・と不安になっている場合もあります。
できないことを入れるのではなく、できることをスケジュールに入れることが大事。 子どもが楽々できるお手伝いをさせることで、「できる」が積み上げられていく。 ある程度の枠を作っていき、小さい自己選択をさせていくことで子ども家にいても自信がついていくようになりますよ。

参加した方のご感想

講師の先生も言われてた、子育てでつらいのは選択肢がないときって言うのが今の状況でしたが、こんな集まりがあるんだなーってわ かったことと、こんな対応やってみようと思うところもあって、少し選択肢ができたように思います。まだ何にも解決してないけど、良かったーって感じた気分を味わえました。講師の浜田さんの知識とお人柄のバランスが美しくて、そして皆さんの開示が気持ちよくて、頷きまくりでした。私への「えこひいき」メッセージありがとうございます!ひいき力って言葉を浜田さんが使っていて、あぁーこれも力(スキル)なんだ!って、目からウロコでした。ならば、気持ちよく使っていこうと思えたのでした。

相談でき、いい話しも聞け、仲間がいると思え、しかも大好きな海の近く。ステキな場所講師の隣にまで座れて いつも端っこに座っちゃうんですが、特等席とれちゃいました!印象的だったのが、わざわざ愛媛まで来てくれたこと。贅沢過ぎます。 この内容なら、参加費5千円でもおかしくないと思いました!

浜田先生、とても素敵でした。あんなにおしゃべりをしていて、人を傷つける言葉が一言もないんですよね。とても的確でいて、優しさに溢れていましたね。仕事の合間に無理やりねじ込んで参加したので、遅刻して早退してのようなバタバタ感満載でみなさんには申し訳ない気持ちでしたが、本当に参加してよかったです。

人の悩みを聞いたり、浜田先生に質問されたりすることで、たくさんの気づきがありました

松山の皆さまありがとうございました!

2020年1月24日(金)沖縄県那覇市

2020年1月24日(金)に沖縄県那覇市にて【子どもの発達相談会】を行いました。

沖縄相談会
沖縄

講師はおうち療育アドバイザーの浜田悦子先生。 発達凸凹アカデミーでは子どもの発達支援講座「効果的な支援策」の講座の開発者でもあります。

沖縄在住のインストラクター1,2期生も含め5名の方にご参加いただきました。

相談内容の一部

かんしゃくがひどい

かんしゃくがひどいく、叫んで泣いていた。無反応してたら落ち着いた。 離れているとおさまるけど、近くにきて「ママ聞いている?」とか来られるとどうしていいかわからない。

浜田悦子先生

対策としては、 ①なぜなったのかを観察する(事前対処) ②落ち着いているときに「ママにどうしてほしい?」と聞いてみる です。

やはり癇癪が起こらないようにしてあげることが、お互い楽なので、起きた時にどうして癇癪に至ったかを、落ち着いて観察してみる。 それでも最初は起きてしまうので、落ち着いている時に「こんな風になったらママは無反応になるよ」ということを、事前に伝えておくといい。

子供が自分で自分に折り合いをつけるのが、無反応。

子供はどうしたらお母さんがこっちを見てくれるかわかっているから、主導権は握れるといいですよね。目の前で訴えられると苦しいけど、時計など見ながら客観的に観察できるといいですね。

療育に行きたがらない

5歳の子が言語訓練に通っているが、行きたがらない。怒って「部屋に入りません、ぼくは帰る」と言う。自分としては、入学前に訓練を頑張ってほしいという思いがある。見通しなどもつけたけど、それでも嫌がる。どうやって折り合いをつければいい?

浜田悦子先生

子供がそこまで嫌がるのには何か理由があるのかもしれません。

月2回負担になっているのは、軽くしてあげてもいい。まずは時間を短くしてみる、慣れてきたら様子をみながら少しづつ増やしていく・・など。

経験上、子どもが訓練に後ろ向きな場合、伸ばすのは難しいと感じています。1対1より集団で伸びることもあるので、子どもが楽しめる場所を優先してみてもいいと思います。

お友達を叩いてしまう子に対して適切な声がけは?

働いている療育施設で、お友達を叩いてしまうお子さんがいる。「遊ぼう」と声をかける時に叩いてしまうから、他のお子さんが嫌がってしまう。叩き方の強弱は理解している。どのように教えてあげればいい?

浜田悦子先生

優しく叩く、という力加減がわかっているのであれば、全員に「優しく”遊ぼう”」をやらせてみる。スタッフも子どもたちも全員。

まずは優しく返してくれる職員からやらせてみて、優しく返してくれたという成功体験を積ませる。

強く叩いていい何かは、別に用意しておくといいです。

また、本人が集団での行動が難しいなら、まずは1対1で教えていくことも重要です。家庭でも親御さんとの意思疎通ができていないかもしれません。何をどう伝えていいのかわからないと、行動がパターン化してしまうことがあります。

発達には段階があるので、可能なら個別対応できるといいかもしれません。

参加した方のご感想

日々のモヤモヤが解決に向かったので、感謝です!子供とのやりとりが増えて、楽しめるようになると嬉しいです。今日はスッキリした気持ちで帰れます。

みんなと会えてよかったです。これからもつながっていけたら嬉しいです。同じ気持ちが広がると嬉しい。参加してよかった。

はじめての参加だったけど、本やブログでよむだけじゃなくて、直接お話を聞くことで本当に勉強になった。

子どもたちから日々学ぶことが多いと感じます。今日やれても明日は違う。すべて子供が、見せてくれる。 今日参加して、自分の中の「これでいいんだ」っていう、芯のようなものができてよかった。

沖縄の皆さまありがとうございました!

2020年1月19日(日)埼玉県川口市

2020年1月19日(日)に埼玉県川口市にて【子どもの発達相談会】を行いました。

埼玉在住のインストラクター2期生も含め7名の方にご参加いただきました。

相談内容の一部

言われたことをそのまま受け取ってしまう

お友達がいなくて年中までは1人。最近お友達ができたけど、いろいろ真に受けてしまって、どこまで親として助けてあげたら良いのかわからない。負けず嫌いで、言われたことをそのまま受けとってしまう。どうしたらいい?

浜田悦子先生

そのままを共感してあげる。

今もできてると思います。 話を聴くとせつないけれども、今を学びの時間だと捉える。トラブルが起こった時に共感をして、イヤって言えるように。「嫌だったら言い返していいんだよ」「こう言ったら先生は助けてくれるよ」などと、1歩成長するチャンスだと捉えていくと良いと思う。

傷ついて学ぶこと、得ることもあると感じています。

高2 学校に行かない

高2グレー。小6から学校に行けなくなったけど、未だに決定的な理由がわかりません。疲れがたまるのか、月に1、2回休んでいました。学校から言われたことを伝えたら、プレッシャーになってしまった。先生に言われるのも嫌みたいです。

浜田悦子先生

カレンダーに「ここまで行けばOK」「これだけ休んでも大丈夫」みたいな見せ方をできるといいと思います。

母の気持ちは言っていいし、子どもに任せるのもOKです。

兄弟ゲンカについて

外で自分を出さないから、家で全てを発散。上と下の兄弟のからみが難しい。自分はほっておいているが、下の子がストレスかかえているのでは?と心配です。

浜田悦子先生

兄弟別々に、ママタイムを取るとよいのでは?

こっそり2人になる時間を、それぞれにもってみる。兄弟ゲンカは止めない。 長男さんの甘えたいという感情を抑えてしまうと、大人になって出てしまう場合があるので、今愛情を与えられるなら是非与えてくださいね。

参加した方のご感想

「この悩みがずっと続くわけではない」ということがわかったので、参加できてよかったです。

楽しかったです。近場の人と会えて嬉しいです。今日からまた暖かく子どもを見守っていこうと思いました。

直接会えて、年齢層の違うママ達とお話ができてよかったです。

川口の皆さまありがとうございました!

2019年12月8日山梨県甲府市

2019年12月8日に山梨県にて【子どもの発達相談会】を行いました。

山梨在住のインストラクター2期生も含め2名の方に参加いただき、少人数でじっくりとお話を伺うことができました。

相談内容の一部

小4 母親にべったりで離れません

小4の支援学級に通う男の子です。過敏もあり不安も強いタイプ。ゲームやテレビにも興味がなく1人で遊べず、母親にべったりで常に離れません。外でも手をつないでいます。このままでいいのでしょうか?自立をうながすためにはどうすればいいですか?

浜田悦子先生

毎日だとママも辛いですよね。

まずは家の中でドア越しに「10秒数えたら戻るからね」と声をかけて、「ママはいなくなっても必ず戻ってくる」という体験を繰り返ししてくことがいいと思います。10秒でも長いので、最初は5秒で。5秒でも3秒ぐらいで戻ってくるぐらいのスモールステップで。家の中で大丈夫になったら、外出先でもチャレンジして、お子さんの中で「大丈夫」を積み重ねてみてください。

小2 毎日宿題の出し直し

小2の普通級の男の子。学習障害があります。先生が昔ながらの厳しい先生で毎日宿題の出し直しがある。子どもは自分を否定されたようで嫌がります。どうすればいい?

浜田悦子先生

まずは「せっかく頑張って書いたのに、直されるのって嫌だよね」と共感をしてください。

その上で消されるのがいやなのであれば、消さずに脇に書いてみるのはOKか聞いてみる。ママが書いてみる、お子さんが自分で書いてみる、訂正の前にうっすらと下書きをしてあげてそれをなぞる、という風にしてあげるなど。 学習障害の子は見え方が違うので、一般的な書いて覚える、という習得方法は難しいです。

小2 学校の支度どこまでやってあげていい?

小2の男の子。忘れ物が多く、学校でよく怒られる。学校の支度などどこまでやってあげていいですか?

浜田悦子先生

うちの息子は小4だけど、今もほとんど全部やってあげています。鉛筆削るのも、給食袋の用意も。

時間割と宿題ができていればOKにしています。4年生までは手伝ってあげていいと思っています。そこから先はスモールステップで1つづつ。学校で「忘れ物が多い」と言われると自己肯定感も下がり、「忘れ物が多い自分」だと思い込んでしまいます。 4年生ぐらいまでは全部手伝ってあげても、あとは自然に追いつくと言われています

参加した方のご感想

聞きたかったことが聞けてよかったです。やはり対面でお話できるっていいですね。 こうやっていろんなことを話せる機会に参加できて本当によかったです。

ダイレクトに自分の質問を、先生にたくさん聞けたのがよかったです!自分の子どもはまだ小2なので、それ以上の年齢のお子さんの話を聞けたのがよかったです。

甲府の皆さまありがとうございました!

2019年9月8日(日)福岡県福岡市

福岡にて子どもの発達相談会を行いました

2019年9月8日(日)に福岡にて【子どもの発達相談会】を行いました。

お子さまの年齢は3歳〜29歳と幅広く、先輩ママのお話も聞けてとても有意義な時間となりました。

福岡相談会

相談内容の一部

小4 療育のルールが厳しい

普通級に通う小学校4年生の息子です。療育の先生に学校と家庭と同じルールを統一したほうがいい、と言われます。療育の先生の引くルールが厳しく、それに合わせると息子は怒られてばかり。「療育でも学校でも家でも怒られる」と言っている。親としてはこれ以上ストレスをかけたくない。

浜田悦子先生

まず子どもが「ルールそのものを理解しているか?」という確認をする必要があります。できてないことばかり口にされるとそれが強化されてしまいます。

発達凸凹のお子さんは、褒められていることも怒られているものも同じ「反応」ととらえています。まずは 本人が守れるルールを作ってあげて、それを褒めてあげて。

小2 「おれなんか死んだほうがいい」と言われつらい

普通級に通う小2の息子です。すごく弁の立つ子。2年生の夏休み前にすごく荒れ初めて、学校でも家でも大変。「おれなんか早く死んだほうがいい。俺なんかいい大人になれない」と言われてつらい。

浜田悦子先生

お子さんによってはネガティブな感情を感じてはいけない、 持ってはいけない、と思っていることがあります。

結びついてないと「死んだほうがいい」というような形ででることがあります。感情は気づいてあげることで癒やされます。

「悲しいよね」「苦しいよね」と代弁をして、まずは今持っている感情に名前をつけてあげる。本人がそれに気づいたり言えるようになるよう助けてあげてください。

参加した方のご感想

子どもが本当に大変だったころに、お2人のブログに出会い、本当に救われたので今日はどうしてもお会いしたかった。とても嬉しかったです!不登校、二次障害があってもお母さんがそばにいれば、発達障害であっても子どもは成長するのだと感じています。

発達凸凹の子育ては将来への不安ばかりですが、今日先輩ママのお話を聞いて、そんなに気張らなくてもいいのかな?と思えました。できないことにこだわってばかりでしたが、共感したりや子どもの気持ちをもっとわかってあげよう、と思います。他の子はみんなよくできているように見える。なかなかこうやって同じ境遇の方と話せる機会が少ないので嬉しかったです。もっと早く知りたかった!

この3ヶ月ぐらいで本当にいろんなことがあって、私の人生が変わってしまったんだじゃないか?と思うぐらい大変だった。でも今日は「育てたママじゃないと気づけない話」を聞くことができて、小児科や療育の先生の言葉とはまた別で心にすんなり入ってきた。みなさんに会えてこのような機会を作ってくださったことに感謝です。

2時間というあっという間の時間でしたが、私たちも行くことができて本当によかったです。
全国8箇所をまわった相談会も福岡で最後となりました。

また来年も引き続き行っていきます!

2019年7月28日青森県七戸

2019年7月28日に青森県七戸にて【子どもの発達相談会】を行いました。

青森在住のインストラクター1期生も含め8名もの方が来てくださいました。今回は中学で教員を務めるインストラクターさんが支援員や先生を集めてくださいました。

青森相談会
青森

相談内容の一部

小2 学校で落ち着きがない

小2の男の子。学校で落ち着きがないと言われる。家ではないから、周りから言われると心配。周りに合わせていくには子どもにどう対処していくべきか?今は怒ってばかりいる。

浜田悦子先生

家ではでないけど、集団で落ち着きがないということは、刺激に疲れてじっとしていられないのかもしれません。

言葉で説明できないとウロチョロしちゃう。特に聴覚過敏があると全部同じ音に聞こえるから、本人はとても辛い。

まずは「教室うるさい?」「耳がいたい?」と聞いてみる。教室からでて静かな場所で水をのむ、トイレにいかせてもらう。クールダウン、一息つける場所に避難できるように頼んでみるのも1つの方法かもしれません。

小2 落ち着きがない

高校進学で悩んでいます。本人は近くの学校を希望していて受験は可能、学校側もOKしているが、自分は定時制のほうがいいのでは?と思っている。娘がいいと言っているのは、親のためを思っていっているのでは?と不安に思う

浜田悦子先生

子どもに本音を言ってほしいときは、まずお母さんが本音を言う。心に思っていることを言ったほうがいいです。

親が本音を言うと、子どもも言いやすくなります。そうやって話をしていくことで、子どもの中で気になっているポイントが見えてくるのでは?

参加した方のご感想

中学生までだったら想像つくけど、成人後は考えたことがなかったのでいろんな立場を聞けて本当によかった。 教えることはできないけど、何かで使えると思ってインストラクターになって、本当によかった。うちの子どものおかげだと思います。特別支援を必要とする母親は不幸じゃない!って伝えたい。(青森のインストラクターさん)

参加できてよかった!自分みたいに悩んでいるけど言えないひとを引っ張ってきたい。 自分も手助けもできるようになりたい!と思いました。

皆さんに出会えて楽しかった、いろんな情報が聞けて勉強になりました。

参加できてよかった。いつも横のつながりばっかりなので、各年代の話がきけてよかった。

ちっちゃいころから大人になるまでの長いスパンの話がきけた。どうやったらいいのかも聞けた。自分がしゃべることって大事だと思った。

いろんな声がきけて勉強になった。

日々の支援のヒントが学べた。


青森の皆さまありがとうございました!

2019年7月4日兵庫県神戸市

2019年7月4日に兵庫県神戸市にて【子どもの発達相談会】を行いました。

インストラクター1期生も含め、大阪、明石、神戸など名の方が来てくれました。

神戸相談会

相談内容の一部

先生にどうやって要望を伝えればいい?

学校の先生が子どもを理解してくれない。サポートブックなども作って説明しても活かされず、伝わらない。子どもも体調が悪くなるし、現状を全く理解していない。先生へ要望を伝えるにはどうすればいい?

浜田悦子先生

先生にもプライドがあるから、こちらから頭ごなしに要望を伝えるのではなく、まずは先生の話を聞く。

先生との信頼関係ができれば要望も伝えやすい。感情でいくとうまくいかないので、統計やメモで交渉する。事実は何かを書き留めておくといいですよ。

不登校のきょうだいを持つ子のフォローについて

学校に行かない中2のお兄ちゃんを持つ、小4の妹について。「お兄ちゃんはずるい、自分もがんばりたくない。」と言う。お兄ちゃんを見たくないというが、お兄ちゃんはリビングにいたいからどうしても目に入る。きょうだいの気持ちをどうフォローしてあげるのがいい?

浜田悦子先生

大人になった当事者の人の経験談で、その方は長男だったんだけど弟たちが学校に行っていることに罪悪感を感じていた。

そして、みんながうちに帰ってくるのが嬉しかったそう。家庭のルール(ハードルの高くないもの)を作ってみたり、よく話し合ったり。どっちもうまくは難しいから、お互いに話をしてもらうのも1つの方法かもしれません

参加した方のご感想

いろいろな地域のひとと話せてよかったです。

お悩みを共有できてよかったのと、今後自分がもつであろう悩みをきけてよかった。勇気づけられました。

正解はないんだな、いろいろやってみようと思いました。皆さんそれぞれ、いろんな状況があるんだなと。理想ばっかり求めないでいこうと思いました。。

2019年6月13日北海道札幌市

2019年6月13日に北海道札幌市にて【子どもの発達相談会】を行いました。

道内から2名の方が来てくれました。

札幌相談会

相談内容の一部

不登校の高校生 夫と意見が合わない

高校生の娘が不登校気味。夫は例外は作らない方がいいと無理矢理でも行かせようとする。夫には「お前のせいだ」「被害者ヅラするな」と言われる。夫は学歴が重要。娘は朝も起きれないが、がんばって行っている。「行けない時はどうしても行きたくないから、行かせないで」「みんなができていることをできない自分がダメだから死んだほうがマシだ、自分だけサボっている、甘えている」と言う。夫と意見が合わないのが辛いけど、自分にも負い目があり何も言えない。

浜田悦子先生

ご主人と娘さんのそれぞれに共感していく。 娘さんの「行きたくない」には「行きたくないんだね」 自分を責めても「そんな風に思うんだね」と。 どっちがいいとかをジャッジしない。行くのが◯、行かないのが✕ではなく、いま思っていることに共感する。

まずはご主人のほうが効果があるかも。「ありがとう」から始めてみては?ご主人も不安だから、娘さんを心配する気持ちわかるよ、と共感してあげる。共感は肯定ではないから。

子供に友達がいないのが心配・・

子どもに友達がいないのが心配。自閉症と発達性運動障害がある。話し相手はいつも大人で、独特の言い回しをするから友達はいなくなる。学校から帰るとゲームをやって1日が終わる。遠足の時にはおやつ交換できたのかな?と心配してしまう自分がいる。 友達がいなくてもいいと思いつつ、やっぱり可愛そうと思ってしまう。この先どうしたらいいのか?

浜田悦子先生

うちの子も似ています。とにかく1人でいる。子どもが1人でいる姿をみるのは親としても切ないですよね。 発達凸凹の子は同じ年の子より年上や年下の子が好き。思春期の時にいろいろ相談できる同性の年上の相手がいるといいと言われています。長い目でみていきましょう。

札幌の皆さん、ありがとうございました!

2019年5月19日長野県長野市

2019年5月19日に長野にて【子どもの発達相談会】を行いました。

長野県内やお隣の群馬県より3名の方が来てくれました。

長野相談会

相談内容の一部

中2 グレーゾーンの息子が宿題をやらない

中2グレーゾーンの男の子です。宿題をやらない。高校受験にはノートの提出が内申にも関わってくるので心配。授業は聞いているけど入っていない。宿題に対してのモチベーションが上がらない様子です。

浜田悦子先生

モチベーションが上がらないのはいろんな理由がある。

選択肢をもうけて、どこまでやればいいのか?などいろいろな選択肢を聞いてあげてはどうでしょうか。きっかけとして宿題ができない理由がわかるかもしれません。

思春期もあるし、共感の声がけも難しいかもしれませんね。自分の中で嫌悪感がありやりたくないのではなく、できないということ考えられます。

年中男の子 何もできない自分に自己嫌悪

年中の息子。いきなり診断されて受け入れるのに精一杯。子どものためにいろいろ学んだけど、なかなか実践できない。どんないい対処法を聞いても、自分の中のやる気スイッチが入らない。絵カードも作れないし、食事療法を学んでもレトルトで済ませちゃったり。やってあげたいのに楽しめない自分がいて、自己嫌悪に陥る。

浜田悦子先生

今は観察の時期と割り切るのも一つです。

できない自分を責める必要はありません。 子どもはいろんなタイプがいるから、いろんな情報を子どもに合わせている時期だと思って。ママ自身が1人の時間を作って楽しむことも必要。

長野の皆さまありがとうございました!

2019年4月12日沖縄

2019年4月12日に沖縄にて【子どもの発達相談会】を行いました。

沖縄在住のインストラクター1期生も含め5名の方が来てくれました。

沖縄相談会

相談内容の一部

年中 着替えに時間がかかる

年中の女の子。幼稚園で、朝出かける時の着替えに時間がかかる。自分が選んだ服だと早いけど、制服だと時間がかかる。

浜田悦子先生

着心地なのか?幼稚園がいやなのか?まずは観察してみてください。

着替えは数字で置いてあげるといいです。重ねておいても順番がわからないので、1・2・3という順番で並べてあげるのも1つの方法。まだ年中さんなので、手伝ってあげていいですよ。

年中 着替えに時間がかかる

小学生男児。頑張りすぎるタイプ。行事などの前には吐いてしまう。どんな風に声がけしてあげるのがいい?

浜田悦子先生

がんばりたい気持ちに共感してみるのがいいかもしれません。

「がんばらなくていい」じゃなくて「がんばりたいんだね、でもここで休憩とっておいたほうがあとでもっとがんばれるよ」など。本人のがんばりたい気持ちを大切にしてあげてくださいね。

沖縄相談会
沖縄

沖縄の皆さん、ありがとうございました!
また来年も行きますね。

2019年3月10日愛知県名古屋市

3/10(日)は、本校「効果的な支援策」の開発者であるおうち療育アドバイザーの浜田悦子先生とタッチ&アロマケアの講師 藤森史子先生と一緒に、名古屋に行ってきました!

初めての名古屋でしたが、愛知在住のインストラクターさん含めた7名の方が来てくださいました。

こんな相談がでました

今回の相談会では、以下のような相談が出ました。

◎新年度、新しい先生に自分の子どものことをどう伝えるか?

◎園でずっとトイレを我慢している。就学までに自分の行きたいタイミングで自分からトイレに行けるようになるには?

◎(上の子に)タッチケアをしてあげたいけど、下の子の育児が大変で疲れ切って触る気にもなれない。そう思っている自分もつらい。触りたくない場合はどうすればいい?

◎(下の子が)癇癪を起こしたときに足にすごい力が入ったり、歯を食いしばる。それを見ているお兄ちゃんもストレスを抱えている。

◎食事療法を試してみているが、おやつはどんなものを食べさせればいい?

◎成長のゆっくりな自分の子を、つい他の子と比べてしまう。自分の気持ちの保ち方は?

などなど・・

今回はちょっとしたワークもやりました。

お子さまの年令は未就学児から小学生まで。

最初はなかなか質問もでてきませんしたが、時間を追うごとに話もはずみ、最後は時間がない!もっと話したい〜となっていました。

皆さん、初対面とは思えません。

参加した方のご感想

先生方に直接会える機会がなかったので、とても嬉しかったです。他のお母さんの話を聞いてみたかったので、参加してよかった!私自身の悩みもたくさんありますが、できることからやってみたいと思いました。
(名古屋在住のインストラクターさん)

日々子育てが辛いですが、ここにきてみなさんのお話を聞き、皆さんつらい思いをしていることを知ることができました。自分だけじゃないってことがわかり、いろんなアドバイスもらったので、家に帰って実線してみたいと思います!

普段こういう話をしたり、聞いたりする機会がないので参加して本当によかったです。少しづつ、できることからやってみようと思いました。今日は心が落ち着いたので、子どもにも優しくなれそうです(笑)

HPをみて、本当にたまたま、参加してみました。こういった発達障害にチカラを入れている方(支援者さん)でも「完璧にやりましょう!」という方々だったらヤダなぁと思っていましたが、皆さんできることから少しづつやっていることもわかって、安心しました。

3年前のオンラインセミナーからお2人(浜田、伊藤)のことをずっと見ていて、今日はお2人に会える!と思ってそれだけで来ました!今日いただいたアドバイスがすごく参考になりました。家に帰って実践したいです!ありがとうございました!

2019年2月21日埼玉県大宮市

2019年2月21日に大宮にて【子どもの発達相談会】を行いました。

ランチをいただきながら、たくさんの方のお話を伺うことができました。

大宮にてランチ会

相談内容の一部

4歳 挨拶できない

4歳年少さん。挨拶されても友達に返せない。他の子のお母さんの目が気になります。

浜田悦子先生

挨拶の基準が高いかもしれません。今の年齢では難しいです。挨拶とはなんなのかがわかってないこともあります。「おはよう」も刺激になるので無理をさせないこと。理解できるようであれば「おは」だけ親が言ってみるというサポート方法もあります。

年中 どこまでお手伝いしてあげるべき?

年中さんの女の子。曲がっていないのに「靴下が曲がっている!」と言って、朝の忙しい時に限って「ママやって」って言ってきます。やらないと、「なんでやってくれないの?」「ママのいじわる!」と言われる。幼稚園ではいい子なのに。どこまでお手伝いしてあげるべきですか?

浜田悦子先生

本人が困っているんだら、やってあげることで気持ちよく送り出せるなら、お手伝いしてもいいと思います。

靴下は過敏のせいで縫い目や履き心地の悪さを感じるのかもしれない。本人にとっては大丈夫じゃないので、いやだと言う言葉には「いやなんだね」という共感をするといいです。でも「共感する」ってすぐ忘れちゃうから壁に貼っておくとをおすすめ!

無料メルマガ登録

【登録者数1,600名以上!】毎月1〜2回、講座やイベント、お役立ち記事の最新更新情報などをお知らせします。