スマホが手放せない子どものために、無料でできるブルーライト・電磁波対策
わが家の中1の息子も、小6の終わりに、とうとうスマホデビューしました。
次男は、ipadで動画を見ることが大好きで、いつもかじりついています。
子どもにとって、これらの機器の心理的に与える影響はもちろんですが、体そのものに与える影響も、気になるところです。
特に、発達障害の子どもは、あらゆる感覚に敏感です。
この記事では、最近よく耳にする「ブルーライト」と「電磁波」についての正しい知識と、親ができる対策をご紹介します。
子どものスマホ問題は悩みが尽きませんが、まずは心配から来るイライラの種を、1つでも減らすことができたら嬉しいです。
スマホが子どもの体に影響する2つの心配事
”スマホ依存”などの心理的な影響はもちろん、
やはり「体に悪いのでは?」「睡眠に影響するのでは?」「眼や脳への影響は?」といった、身体的な影響への不安もあります。
この記事では身体的な影響に特化して、
- ブルーライト
- 電磁波
について取り上げます。
ブルーライト
ここ数年、「ブルーライト対策メガネ」とともに一般的になってきた「ブルーライト」という言葉。
聞いたことがある方も多いかもしれません。
では、いったいどんなものなのでしょうか?
ブルーライトとは?
ブルーライトとは、その名の通り「青い光」のことで、人間が見ることのできる光(可視光線)の中で最もエネルギーの強い光と言われています。
下の図を見てもわかるように、ブルーライトは、短波長の体に悪そうな領域(X線、紫外線など)のギリギリの位置にいますね。
参考図:光の波長とブルーライトの位置
近年、なぜこのようなブルーライトが話題になっているかというと、パソコンやスマホ、ゲーム機の液晶画面というのは、後ろから光をあてて(バックライト)モニターを表示しているんですね。
今のバックライトには、LED(発光ダイオード)が使用されていることが多いため、ブルーライトを強く発生させています。
確かにスマホやパソコンの画面って、”青白い”感じがしますよね。
ブルーライトが引き起こす症状
実際、ブルーライトがどのような健康被害を引き起こすのでしょうか?
実はまだ、科学的には証明されていないそうです。
ただよく言われているのは、
- 網膜へのダメージ
- 目の疲れ
- ドライアイ
- 生体リズムが狂う
などなど・・・。
これらは、ブルーライトうんぬんというより、パソコンやスマホにかじりついていれば、誰でもなりますよね。
証明されていなくても、大切なわが子のために、少しでも負担を軽減したいというのが、親心です。
3つのブルーライト対策
近年のブルーライト対策は、非常に進化しています。ここでは3つの方法をご紹介します。
メガネ編
メガネは各メーカーが【PC用メガネ】として出しています。
「Zoff PC」
http://www.zoff.co.jp/sp/zoffpc/
「JINS SCREEN」
https://www.jins.com/jp/jins-screen/
最近では子ども用も出ています。
シート編
スマホに液晶保護フィルムを貼ると思いますが、その中にブルーライトをカットしてくれるものがあります。
これから保護フィルムを貼るなら、ブルーライトカットにしておくと安心ですね。
デバイス編
お金をかけずに、すぐできる方法がスマホそのものの設定です。
iPhoneとアンドロイド系では違うので、それぞれご説明します。
iPhoneの場合
iPhoneでは「Night Shift」という機能を使用して、ブルーライトの軽減ができます。
※こちらの機能はiPhone5s以降のみ搭載
1,【設定】−【画面表示と明るさ】
2,【Night Shift】をタップ
3,色温度を”暖かく”の方にお好みに合わせて調整。
【手動で明日まで有効にする】だけだと毎日設定しないといけないので、【時間指定】で夜間や使用する時間を設定しておくと、ずっと設定した状態が続きます。
私も設定していますが、目の疲れは軽減しました。
アンドロイド系スマホの場合
こちらは現在のところ設定ではできないので、専用のアプリをインストールします。
Google Playで「ブルーライト」で検索すると、色々なアプリがでてきます。
有名なのはこちら↓
出典:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ne.hardyinfinity.bluelightfilter.free&hl=ja
パーセンテージを指定して、「ON」にすると画面からブルーの色みが減り、セピアっぽくなります。
タイマーで指定すれば、夜間だけONにする、などの設定が可能です。
ここまでが、ブルーライトに関しての設定でした。
続いては、もう一つの心配事・・
電磁波です。
電磁波
電磁波は子どもに悪い、健康に良くない・・
そんな話を耳にしますが、いったい電磁波とは何者なのでしょうか??
電磁波とは?
電磁波(でんじは 英: electromagnetic wave)は、空間の電場と磁場の変化によって形成される波(波動)である。いわゆる光(赤外線、可視光線、紫外線)や電波は電磁波の一種である。
出典:Wikipedia
ということは、ブルーライトの説明の際に表示したこちらの図。
すべて、電磁波の一種ということになります。
電磁波というと、人工的なもののイメージがありますが、太陽光や宇宙から降り注ぐ放射線も電磁波のひとつ・・ということになります。
要するに、私たちの身の回りに当たり前に存在しているもので、何か特別な悪いビームというわけではありません。
スマホや家電の電磁波
先ほどの図でもわかるように、電磁波は、その波長の長さによっていくつもの種類に分かれます。
その中で、スマホから発生する電磁波はマイクロ波と言われるもので、電子レンジと同じです。
IHの調理器具なども電磁波が強い、と聞いたことがあるかもしれませんね。
電磁波が人体に与える影響
「送電線の近くで白血病が増える」
「携帯電話の使用で脳腫瘍が増える」
世界中で、そんな懸念を抱く人が増えています。
しかし、現段階でWHOは【電磁波が人体に影響を与えるという科学的根拠はない】としています。
だだし【さらに研究する必要がある】ともしています。
出典:電磁界情報センター http://www.jeic-emf.jp/note_who_japanese/who_japanese_20130501/about.html#who_japanese_04
スマホの電磁波が問題視されているのは、その使用時の人体との距離になります。
電子レンジを肌身離さず持ち歩く人はいませんが、携帯電話は常に私たちの体に密着しています。
スマホが普及して、まだ10年も経っていません。
何がどう影響するかは、誰にもわからないのです。
電磁波過敏症
電磁波に関する症状で有名なものとして、アメリカの医学者ウィリアム・レイ氏によって命名された「電磁波過敏症」というものがあります。
その症状は、
- 皮膚がチクチクする
- 頭痛
- 疲労
- ストレス
- 睡眠障害
- めまい
- 吐き気
・・・・などなど。
しかし、こちらもWHOは「医学的根拠はない」としています。
確かに、上記の症状は様々な原因でよくある症状ですね。”電磁波の影響”と限定するには難しそうです。
が、実際に訴えている人がいることは確か。
引き続き、調査は続いているようです。
3つの電磁波対策
影響はない・・としても、やはり心配だから何かしたいのが親心です。
前述の通り、電磁波は私達の日常に溢れているもの。電磁波のを受けない生活はできませんが、一番体に近い距離で使用するスマホに対してぐらいは、何か対策をしておきたいですね。
以下、できる対策を3つご紹介します。
電磁波吸収シール
電磁波を吸収する!カットする!というシールは、いくつか販売されています。しかし、こういったシールにどれだけ信憑性があるのか、効果があるのは、わかりません。(そもそもカットしたら通話ができないのでは?)
それでも今回ご紹介したのは、夫がこのシールをスマホに貼ったら、使用時に感じていた頭痛がなくなり、使っていても軽くなった・・・とのこと。
会社のパソコンにも、ipadにも貼りたいと言われましたが・・・。うーん、何枚買えばいいんだよ・・・。
こんな風に、スマホの裏に貼り付けます。
夫は敏感なので、「スマホは頭が痛くなる」と、以前から言っていました。
そんな方は、まずは試してみてもいいかもしれません。
次男のipad用に2枚、
長男のスマホにも貼りました。
長男は、何も感じないそうですが・・・。
電磁波防止シール
こちらは、スマホで電話をかける際の頭部への影響を弱める・・というシールです。
開発者がソニー出身の工学博士ですし、様々な実証データも集めて公開していて信頼できそうですが、こちらは電磁波を吸収するのではなく、エネルギーの方向を変えるものです。
頭部ではなく、持っている手の方向に変えるのです。
・・・脳は守れても、手は大丈夫なのか??という素朴な疑問が残ります。
日常でできること
様々な情報を総合すると、
結局、スマホの問題点は「体に密着させて使うこと」にありそうです。
Apple社は高周波(RF)曝露情報として、各機種ごとの情報を公開しています。
出典:「安全性に関する重要な情報」https://help.apple.com/iphone/11/?lang=ja#/iph301fc905
iPhone7の場合、
【設定】−【一般】−【情報】−【法律に基づく情報】−【高周波曝露】で、確認することができます。
ここでも、
【減らすならハンズフリー機能やヘッドフォンを使ってね】と書いてあります。
要するにスマホを使う場合は、
- 極力、体から離す
- 通話の際は耳に直接つけて話さない(ハンズフリー、イヤフォン)
- 長時間の使用は避ける
ということになります。
ちょっと意識するだけで軽減できるなら、やらないよりもやったほうがいいですね。
まとめ
- ブルーライト対策でまず試したいのは、iPhoneだったら色温度の設定。その他はブルーライト軽減アプリをやってみる。それが難しい場合はフィルターを貼ったり、メガネを試してみてください。
- 電磁波対策は、とにかく体に密着させない工夫をすること。気になるようだったら、吸収シートなども使ってみる。
いかがでしたでしょうか?
現代は中学生以上の子どもに、スマホは必須アイテムとなっています。
年齢的にも、規制は難しくなります。
だからこそ、
脳や体が発達する大切な幼児期には、できるだけスマホに触る機会を減らしたほうがいいと、私は思います。
小さいうちなら、他のことで注意をそらすことができるからです。
誰もがスマホを持つようになって、まだ10年も経っていません。
人間に与える影響については、私たち自身が、身をもって実験中なのです。
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